中国がエボラ治療薬JK-05でアビガンをパクろうと試みる?薬品ビジネスの仁義なき戦いか

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中国の官民共同の研究団体で作ったというエボラ出血熱治療薬「JK-05」。現在その成分が日本・富士フィルムHDと富山化学工業が同社で製造している治療薬「ファビピラビル(成分名:アビガン)」と同一であるという問題で富士フィルムから裁判を仕掛けるか調査を開始したという。

アメリカ「ZMapp」やカナダ「TKMエボラ」などに先駆けて効果が期待されているアビガンが狙われているとネットでは話題になっている。今までの流れについて見ていこう。

ファビピラビルとJK-05。今までの流れ

2006年、日本・富士フィルムHDの(株)富山化学工業が日本を始めとして中国などでもアビガンの有効成分について特許を申請した。

それから8年経った2014年3月、日本でようやくインフルエンザ治療薬として認可するも、条件付きの認可にとどまった。
しかし、同時期にエボラ出血熱が発生。大規模に広がった前代未聞のアウトブレイクで、世界中が治療薬を探す中、8月頃からアメリカのZMappと日本のアビガンを中心に白羽の矢が立ち、実際に治療薬としての研究が始まった。

一方で、中国メディアの報道によると、JK-05は5年かけて開発された薬品であるという。つまり、2009年から開発が進み、アビガンと全く同じ薬効成分の薬を作ったのだという。

つまり、先に日本が2006年に特許をとったにも関わらず、中国は2009年から同じものを中国で製造し、国内で使用していたということだ。

中国がJK-05について騒ぎ出した!

9月に行われたWHOの会合の中で中国の出席者が『日本の「アビガン」が中国が官民共同で作った中国共産党軍の装備品の一つであり薬品の「JK-05」と同一の成分であるのに検討しなかったのか』と指摘。
さらにロイター通信によると10月には中国が現地で活動している中国の支援団体などに無償で配布。独自に治験を行う道を探っていた。

巨大利権を巡る仁義なき戦い?

日本のアビガンは副作用が強すぎて実用に耐えないTMKエボラやZMappと比較してエボラに対する薬効成分がある。
実際にエボラ出血熱の治療薬としてかなりの効果が挙げられているこの薬が正式に承認されたとすれば、今まで治療法がなかったエボラ出血熱の唯一の特効薬として世界中で非常に大きなビジネスになることは間違いない。

ネットユーザーからは中国がアビガンのエボラ出血熱に対する効果に気づいて言いだしたのでは?という疑いの声も上がっているようだ。仮にもそうだとしたら、日本と中国の仁義なき戦いになりそうである。

JK-05については他にも「これアビガンのコピー薬だろwwwwwww」「これ富山製薬のコピーでしょ、分子構造が同じとWHOが言ってんだから、WHOの中国人が情報出して勝手に認可を先に出そうとしてるだけじゃねえの。」などという声が飛び交っている。

富士フィルムHDの治療薬「アビガン」は早ければ12月末には治験の結果が発表され、早ければ1月に認可される予定。在庫は2万人分・原薬は30万人分用意されており、関係者は「感染がさらに拡大しても、十分な量を継続的に供給できます」と発表している。

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